災害時の活用

家庭用蓄電池の災害時の活用法とは?

利用できる時間の目安もご紹介

災害対策として、家庭用蓄電池の導入をお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、災害時に適切な活用をするためには、活用方法や利用できる時間の目安を知っておく必要があります。蓄電池のスペックによって使用できる時間の長さも違うからです。また、災害時に活用できないこともあるのか気になります。本記事では、家庭用蓄電池の災害時の活用法や、利用できる時間の目安をご紹介しましょう。

1. 家庭用蓄電池の災害時の活用法

家庭用蓄電池の災害時の活用法は、次の通りです。

1-1. 自宅を避難所として活用

家庭用蓄電池を導入すると、災害時に自宅を避難所として活用できます。
自宅で電気が使えるため、冷蔵庫やIHクッキングヒーターも使用できます。

また、夏場や冬場はエアコンが使用でき、暑さにだれたり寒さに震えたりする心配もありません。スマホの充電もできるため、家族や友人の安否を確認したり、災害情報を調べたりすることも可能です。

1-2. 長時間電気が使える

太陽光発電設備を導入している場合には、家庭用蓄電池も導入することで、災害時でも長時間電気が使えます。太陽光パネルで発電した電力は、リアルタイムでしか使えません。リアルタイムで電力として消費するか、電力会社へ売電するかの2択です。しかし、家庭用蓄電池を導入すると、昼間に発電した電力を蓄電して夜に使用できます。災害時に長期間停電しても、昼間に太陽光発電した電力を蓄電することで、継続的に使い続けられるでしょう。1週間以上電気が復旧しなくても、生活を続けられます。

1-3. 災害以外にも活用できる

家庭用蓄電池は、災害時以外でも活用できます。電気代が安い夜間に蓄電し、電気代が高い昼間の時間帯に使用するのです。太陽光発電設備と併用すれば、電力を自給自足に近い形で賄えるようになります。

2. 災害時に蓄電池はどのくらい電気が使える?

家庭用蓄電池を導入すると、災害時にどれぐらい電気が使えるのでしょう。

2-1. 災害時に蓄電池の電力が使える時間の目安

災害時に使える蓄電池の電力は、蓄電池の容量によって異なります。一般的な家庭に導入されることが多い5kWhタイプで、家電ごとの使用時間の目安は次の通りです。

  • エアコン:3時間
  • テレビ:2時間
  • 照明:4時間
  • 電子レンジ:10分
  • 冷蔵庫:24時間

災害時に電力を長く使うには、消費電力が高い家電の使用を避けるのがおすすめです。電子レンジやエアコンの使用時間を少なくすると、蓄電池の電力は長持ちするでしょう。

2-2. 太陽光発電設備と併用の場合

太陽光発電設備と併用すると、蓄電された電力を使い切ったら、再度太陽光パネルで発電して蓄電できます。そのため、電力をリサイクルし続けられるでしょう。ただ、昼間の発電が思うようにできなかった場合、蓄電できないので注意が必要です。

3. 災害時に蓄電池が使えないことはある?

災害対策として蓄電池を導入した場合、使えないことがあるのか気になります。災害時に蓄電池が使えないケースは、次の通りです。

3-1. 蓄電池が破損した

災害時に蓄電池が使えないのは、蓄電池が破損したケースです。

蓄電池が破損したまま使用すると、発火する恐れがあります。
また、知識もなく修復しようとすると、感電する恐れもあるので気をつけてください。

3-2. ケーブルが断線した

災害時に蓄電池が使えないのは、ケーブルが断線しているケースです。災害の被害が大きい場合、ケーブルの断線している場合があります。断線している場合も、蓄電池の使用はやめてください。

3-3. 蓄電していない

蓄電していないケースも、災害時に使えません。蓄電し忘れていたり、蓄電した電力を使い切ってしまったりした場合、蓄電池が空なので電気が使えません。地震は予測できませんが、台風はある程度予測できるため、事前に蓄電しておきましょう。

3-4. 蓄電池が浸水した

災害時に蓄電池が使えないのは、蓄電池が浸水したケースです。台風や大雨で蓄電池が浸水すると、発火や発熱のリスクがあります。また、有毒ガスが発生することもあるため、使用するのは危険です。浸水した場合は、蓄電池に近づかないようにしましょう。

3-5. 蓄電容量が足りない

蓄電容量が足りないのも、災害時に使えないケースです。蓄電容量と消費電力のバランスが取れていないと、電力が足りず満足に家電を使えないことが考えられます。蓄電池を導入しても、蓄電池の役割を果たせません。家族の人数や使用したい家電から消費電力を計算し、適切な容量の蓄電池を導入することが大切です。

4. まとめ

家庭用蓄電池の災害時の活用方法は、電気が使えるため自宅を避難所にできることです。太陽光発電との併用で、長期間の停電にも対応できます。ただし活用するためには、万が一の場合にすぐ使えるように、蓄電しておく必要があります。また、電力消費量に合わせた蓄電池を導入することも大切です。災害対策として、蓄電池は有効な方法でしょう。 兵庫県養父市の「株式会社フリーライフ」は、太陽光発電・蓄電池の販売、リフォームの施工などを承っている会社です。
蓄電池の知識がない方にも、家族構成やライフスタイルに合わせた適切な蓄電池を提案いたします。丁寧な対応を心掛けており、しっかりお話を聞いて、ご要望に合わせた満足度の高い施工をいたします。地域密着型で、柔軟な対応をいたしますので、お気軽にご相談ください。