香美町

香美町の停電対策にも最適!

家庭用蓄電池の選び方を詳しく解説

香美町は兵庫県の北部に位置し、日本海に面した自然豊かな町です。しかし夏は台風、冬は豪雪といった自然災害が潜んでいます。そこで今回は、自然災害の影響や対策、さらには、災害時の停電対策として効果を発揮する家庭用蓄電池選びのポイントなどを詳しく解説します。香美町にお住いで自然災害への備えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 兵庫県香美町と自然災害

香美町は兵庫県の北部に位置し、日本海に面している自然豊かな町です。四季折々の美しい風景が広がり、山陰海岸国立公園や氷ノ山後山那岐山国定公園の一部を有しています。しかし、その一方で、自然災害や気象条件による停電と、それによる断水が発生することもあります。

1-1. 夏の台風と冬の豪雪が町を直撃

2018年に発生した台風21号は、香美町をはじめ兵庫県内各地に大きな被害をもたらしました。兵庫県内では、重傷者4名・軽傷者39名の人的被害が発生しました。住宅被害では、一部損壊9棟・床上浸水18棟・床下浸水55棟が報告されています。また、香美町内を流れる湯舟川や矢田川では、はん濫危険水位を超過し、町民に大きな不安を与えました。 2021年12月には、香美町全域で大雪が降り積もり倒木が発生しました。この倒木により広範囲で停電と断水の被害が起こり、町は警戒本部を設置して対応に追われることになったのです。とくに、厳寒の中での停電は、住民の生活に大きな影響と苦難をもたらしました。

1-2. 停電時の影響とリスク

停電が発生すると、照明や家電製品が使用できなくなり、生活の質が低下します。冷蔵庫や冷凍庫が停止し、食品の保存が難しくなるのです。暖房や冷房が使えない結果、健康リスクが高まります。ポンプを使用する住宅やマンションでは、停電により水道が止まることもあります。医療機器を使用している家庭では、命に関わる問題です。

1-3. 停電や断水への備え:3日分の備蓄とバッテリー電源確保

停電や断水対策として、まず食料と飲料水の確保が重要です。最低でも3日分を用意し、とくに、水道が止まる可能性のある家庭では飲料水が不可欠です。食料は加熱や冷蔵保存が不要な乾パンや缶詰を準備し、冬季にはカセットコンロも用意しましょう。 次に、電気なしで使える冷暖房機器を用意します。充電式扇風機やカセット式ストーブ、毛布や冷感ケットなどが役立ちます。さらに、懐中電灯などの簡易照明と乾電池のストックも必要です。 最後に、スマホのバッテリー切れを防ぐため、モバイルバッテリーを充電しておきましょう。ポータブル電源や、さらに容量の大きい家庭用蓄電池もおすすめです。

2. 家庭用蓄電池を導入するメリット

次に、家庭用蓄電池を導入するメリットについて考察してみます。すぐに思い浮かぶのは災害対策ですが、それ以外にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

2-1. 災害時に役立つ

家庭用蓄電池に電気を蓄えておけば、突然の停電時にも電源を確保できます。地震や台風などの自然災害が多い日本では、予期せぬ停電が発生することもあり、災害対策として非常に有用です。 たとえば、2023年3月の千葉県の地震では、震度4程度で22万軒が停電しました。また、2023年5月の石川県の地震でも高圧送電線の破損により停電が発生しました。家庭用蓄電池があれば、夜間の照明や情報収集に必要な電力を確保できます。発電機と違って騒音もなく、静かでストレスフリーです。ただし、災害時には自立運転に切り替える必要があるため、事前にチェックしておくことが重要です。

2-2. 電気料金を節約できる

家庭用蓄電池は、電力会社から供給される電気を充電するための装置です。電気料金が安い時間帯に充電し、他の時間帯に使用することで、電気代を節約できます。とくに深夜の電気料金が安いプランを利用すると効果的です。昼間の高い電気料金を避けるために、蓄えた電気を使用することで、光熱費の削減が期待できます。契約内容は電力会社によって異なるため、詳細の情報は確認しておきましょう。

2-3. ゼロエネルギー化が実現する

太陽光発電システムと家庭用蓄電池を組み合わせることで、効率的なエネルギー利用が可能です。太陽光発電で余った電力を蓄電池に蓄えます。それを夜間や曇りの日に使用することで、電力の無駄を減らせます。売電価格が下落傾向の時には、余剰電力を自家消費する方が経済的です。さらに、家庭のエネルギー消費量をゼロにする「ゼロエネルギー化」も実現できるのです。

3. 家庭用蓄電池選びのチェックポイント

最後に、家庭用蓄電池を購入する際の選び方のポイントをご紹介します。高額な商品なので、買った後に「こんなはずではなかった」と後悔することのないように、しっかりとチェックしておきましょう。

3-1. 蓄電容量の大きさ

家庭用蓄電池の容量が大きいほど長時間使用できます。家にいる時間が長い人や家族が多い場合、大容量の蓄電池が適しています。ただし、容量が大きいと価格も高くなるため、必要な電力量を考慮して選ぶことが重要です。

3-2. 設置場所の確認

家庭用蓄電池はサイズがとても大きいものです。そのため、設置場所を確認しておきましょう。大きなモデルではエアコンの室外機2台分のスペースが必要になるからです。また、暑さに弱いため、日陰になる場所を選ぶことが重要です。製品ごとに推奨される設置環境が異なるため、必ず確認しておきましょう。

3-3. 種類の違いを理解する

家庭用蓄電池の種類には「全負荷型」と「特定負荷型」があります。2つの大きな違いは、停電時の使える範囲です。全負荷型は家全体に電力を供給できますが、その反面、電力を使い過ぎる恐れがあります。特定負荷型は供給範囲を絞ることで停電時に電力を節約できますが、家全体で自由に電気を使うことはできません。

3-4. 充放電可能回数を確認する

蓄電池には充放電可能な回数が設定されています。これが寿命に直結するので重要です。寿命(耐用年数)が過ぎても使用できますが、蓄電容量が落ちるため使い勝手は悪くなってしまうでしょう。蓄電池を選ぶ際には、設定されている耐用年数や充放電可能な回数を確認しておきましょう。

3-5. 太陽光発電との相性を考慮する

家庭用蓄電池は、太陽光発電とセットで導入することが一般的です。しかし、相性が悪く連携できないモデルもあります。太陽光発電を利用している場合やセットで導入を検討している場合は、太陽光発電と連携できるモデルを選びましょう。

4. まとめ

今回は、香美町での自然災害の影響や対策、さらには、停電対策でも効果を発揮する家庭用蓄電池の選び方のポイントなどを詳しく解説しました。自然災害のリスクが高い地域でも、まずは家庭用蓄電池を導入することで停電時の影響を最小限に抑えられます。また、家庭用蓄電池は、災害時の電力確保だけでなく、電気料金の節約や太陽光発電との併用でエネルギーゼロ化も叶えてくれます。この機会に家庭用蓄電池の導入を検討し、災害の不安から脱出しましょう。 兵庫県養父市にあります「株式会社フリーライフ」は、リフォーム工事事業とあわせて、家庭用太陽光パネルや家庭用蓄電池の設置を行っています。家庭用太陽光パネルや家庭用蓄電池単体での販売はもちろん、リフォームとあわせて住宅向けの太陽光発電を設置してみたいというご要望にもお応えしています。香美町にお住いの方で、台風や豪雪による停電に日頃から備えておきたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。